我が家の隣には本格的なきりたんぽ鍋やしょっつる鍋を出す秋田料理屋がありました。
ここのご夫婦も東京からの移住組で、移住者の我が家を家族ぐるみでかわいがってもらいました。
もちろん、しょっちゅう我が家の居間のように利用もさせてもらっていました。
マスターが老齢により体の言う事がきかない、と店を閉めてもう3年も経つでしょうか?
このご夫婦は、店を売却して東京に戻る事が希望でした。
そして先日やっとの思いで売却先が決まった、とほぼ同時に、ママさんが末期ガンのために先日亡くなってしまいました。
そして明日は完全にお店を引き渡す日であり、マスターもママさんの位牌と共にいすみを去る日です。
もう耳も遠く、手もなかなか言う事をきかないマスターですが、昨日はマスターが作ってくれたわずかな料理と、私が買って行ったカツオの刺身でささやかなお別れ晩酌をしました。
マスター、そして天国のママさん、越して来る前から今まで本当にありがとうございました。
マスターを忘れないように、いぶりがっこだけは私のお店で扱い続けて行きます。
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